【珠璃鍼灸院】開業日誌② "物件探し"

前回のコンセプトを決めてから、はや1か月。

 

ニーズやターゲット、キャッチコピーを考え、お店のイメージの大枠が出来上がった所で、外装内装を考え、同時に店名も考えつつ。

ここまで来ると、どういう物件を探せばいいか掴めてくるので、このタイミングで、立地など考えながら物件を探し始めました。

 

因みに、この頃になると自分のお店に対するリアリティが随分と湧いてきて、まるで自分の子供に名づけして、これから大切に育てていくんだというような愛着が出てきて新鮮でした。

(リアルでは結婚のけの字もありませんが笑)

 

さて物件ですが、

今思うと、先に大まかなブランディングイメージを決めた上で物件を探し始めると、比較的すんなりと決まるなと思います。

 

例えば、

・隠れ家的で美容サロン風の鍼灸院にしたい場合

→マンションの一室の物件

 

などを考慮に入れて探すでしょうし、

 

・見つけやすく、入りやすい鍼灸院にしたい場合

→1階の路面店や、大通りや駅近の物件

 

などが良さそうですよね。

その他、自分のお店のイメージをしながら、

 

・駅から店舗までの道や周辺の環境

・ビルから店舗までの導線

・部屋の作りのレイアウトしやすさ

・水回り、または共益部分の清潔さ

(特に、注意喚起の張り紙などはそのビル・マンションの治安的な部分に関わるので重要な指標だなと学びました…!)

 

あとはやはり、家賃・初期費用・内装費は一番の負担になるので、安価に収めたいですよね。

なので、どの物件が一番クオリティや理想を維持しつつ、妥協できる点、落としどころを決めていったという感じです。

 

結局物件探し初めから決定まで、私の場合14日で決めました。

その間、内覧した物件数は10軒くらい。

時間が許す限りいろんな物件を実際に足を運んで自分の目で見て体感することが大事だなと感じましたね。

‘’初めて内覧する=お客さんが初めて鍼灸院に行く” なので。

 

でも最終的な決め手は「第一印象」でした。

この部屋なんか落ち着く、なんか呼吸がしやすい、なんかリラックスできる、なんか完成のイメージがしやすい。

 

人の脳のしくみとして、顕在意識・潜在意識、すべてこれまでの経験値からの統計データの結果を、感覚として体感するものなので、事前の店舗イメージングが出来ていれば、悩みこそすれ最終的には自分にピッタリのものが見つけられるはずです。

 

あと短期間で決まった理由としては、

自然の法則である量子気学を活用している身として、物件の場所、入居時期、開業日など、ある程度決まっていたので決めやすかったのはありますね。

(量子気学についてはまた別カテゴリーにて… )

 

物件は運・巡り合わせなので、納得のいく物件が見つかるまで探し続けるのもひとつの手ですが、

先に入居時期(終わり)が決まっていると、日に迫られている感じもしますが、

実際は先に結果に意識が向かっていて、そこに向けて集約していくので、後々考えると意外と良い選択をしていた。ということが多い気がします。

 

次回はもう少し具体的に、どうやって物件を探せばいいか、どういう不動産を選べばいいか。を書いていこうと思います。

【珠璃鍼灸院】開業日誌① "決意"

鍼灸院を開業しようと決意したのは2022年10月。

それまでは、学校卒業後どこかの鍼灸院で2年ほど勤めてから起業しようと考えていましたが、ある理由から、昨年10月、急に開業を決断しました。

 

様々理由はありますが、一番大きかったのは…

”家族、特に母を少しでも早く安心させたい。”

そういう気持ちが大きかったからです。

 

高校卒業後、すぐに北京へ留学し、語学留学半年、その後6年間医学部の大学で学び、総合病院や診療所で経験を積み、日本での実務臨床経験3年、その後鍼灸学校へ進学し3年弱…

ここまででトータル経験12年。

もちろん仕事として経済的にも自立はしていましたが、

(私に結婚の気がなかったのもあり)やはり将来的な部分で母としては心配が大きかったようで…

普段は口に出すことはありませんでしたが、会話の端々から心配する親心がひしひしと伝わってきました。

 

そう思っていた矢先、母の体調不良が発覚したこともあり、これは悠長にしておれない、早く安定しないと!と思い立ち、

丁度その頃、私の開業を応援してくれる、いくつかの声にも後押しされ、決意しました。

 

さて、決意したは良いが、何をどうすればいいのだろう?

そこでまず考えたのは、

初回にも書いた「企業理念・コンセプト」です。

鍼灸院をやっていくにあたり、私は何がしたいのか、悩みを抱えているお客さん・患者さんになにができるのか。どうなってくれたら嬉しいのか。

そこでふっと出てきたニュアンスイメージを言葉にしたものが、あの、

”人生を生きやすくする”

という言葉です。

 

東洋医学に「心身相関」という言葉があります。

心と身体は密接な関係にあるという意味です。

(悩みや悲しいことがあると食べ物がのどを通らなくなるし、逆に、頭痛や腰痛など痛みが続けば心も不安で暗くなったりイライラしたりしますよね。)

 

だからまずは、今ある心と身体の悩み不調を取り除く。

その上で日々を快適に過ごすことができれば、公私ともにパフォーマンスも上がり、今までできなかったことができるようになる。

それがより良い日々の積み重ねとなり、気が付いたら、以前の自分よりも成長して、

より健康で、周囲の人間関係も良く、生きがいや未来への楽しみもあり、心と身体が豊かになっていける。

 

そうなっていくお手伝いがしたい。

その人なりの「幸せな人生」「目標達成」の一助になりたい。

それがイコール、私の「幸せな人生」となる。

そう思い、このコンセプトを掲げました。

 

ずいぶん抽象的な話になってしまいましたが、これが私が開業する珠璃鍼灸院の「軸」です。

根幹にある本質です。

 

そこから、植えられた苗木が枝葉をつけて、大きな大樹になるべく成長するように、

一つずつ準備を進めていき、今まだ準備の最中です。

 

次回からは、開業に向けた、実際のリアルな行動を書いていきたいと思います。

【珠璃鍼灸院】開業日誌 開設!

初めましてこんにちは。

鍼灸師(予定)の後藤知美と申します。

 

東洋医学の本場・中国北京の医学部『北京中医薬大学 中医本科』で中医学を学び、病院等現地にて臨床経験を積んだ後、日本に帰国し、漢方専門相談員として従事。

その後、日本の免許取得のため鍼灸学校に入学し、現在は大阪市内で鍼灸院を開業しようと準備奮闘中です。

 

開業経験や人脈、構想など、全くのゼロ状態から鍼灸院独立開業までのあれこれを、これからこの開業日誌で綴っていきたいと思います。

 

企業理念・コンセプトは

“人生を生きやすくする”

 

これを掲げつつ、

一人一人に合った、ありとあらゆる様々な手段で、悩み不調を取り除いた上で、人生をもっとより豊かにしていくお手伝い・模索をしていきたいと思っています。

 

ちなみに普段は、幹細胞培養研究の研究員をしています。

その他、プロ量子気学家としてセッションを行ったり、心理カウンセラーとして人生相談を受けたりなど。

 

「いつかは起業したい」と漠然と考えていたところから、

昨年2022年10月に開業を急遽決断!(きっかけなどはまたおいおい…)

そこからの日々の奮闘を書いていきますので、

これからよろしくお願いします!