【珠璃鍼灸院】開業日誌① "決意"

鍼灸院を開業しようと決意したのは2022年10月。

それまでは、学校卒業後どこかの鍼灸院で2年ほど勤めてから起業しようと考えていましたが、ある理由から、昨年10月、急に開業を決断しました。

 

様々理由はありますが、一番大きかったのは…

”家族、特に母を少しでも早く安心させたい。”

そういう気持ちが大きかったからです。

 

高校卒業後、すぐに北京へ留学し、語学留学半年、その後6年間医学部の大学で学び、総合病院や診療所で経験を積み、日本での実務臨床経験3年、その後鍼灸学校へ進学し3年弱…

ここまででトータル経験12年。

もちろん仕事として経済的にも自立はしていましたが、

(私に結婚の気がなかったのもあり)やはり将来的な部分で母としては心配が大きかったようで…

普段は口に出すことはありませんでしたが、会話の端々から心配する親心がひしひしと伝わってきました。

 

そう思っていた矢先、母の体調不良が発覚したこともあり、これは悠長にしておれない、早く安定しないと!と思い立ち、

丁度その頃、私の開業を応援してくれる、いくつかの声にも後押しされ、決意しました。

 

さて、決意したは良いが、何をどうすればいいのだろう?

そこでまず考えたのは、

初回にも書いた「企業理念・コンセプト」です。

鍼灸院をやっていくにあたり、私は何がしたいのか、悩みを抱えているお客さん・患者さんになにができるのか。どうなってくれたら嬉しいのか。

そこでふっと出てきたニュアンスイメージを言葉にしたものが、あの、

”人生を生きやすくする”

という言葉です。

 

東洋医学に「心身相関」という言葉があります。

心と身体は密接な関係にあるという意味です。

(悩みや悲しいことがあると食べ物がのどを通らなくなるし、逆に、頭痛や腰痛など痛みが続けば心も不安で暗くなったりイライラしたりしますよね。)

 

だからまずは、今ある心と身体の悩み不調を取り除く。

その上で日々を快適に過ごすことができれば、公私ともにパフォーマンスも上がり、今までできなかったことができるようになる。

それがより良い日々の積み重ねとなり、気が付いたら、以前の自分よりも成長して、

より健康で、周囲の人間関係も良く、生きがいや未来への楽しみもあり、心と身体が豊かになっていける。

 

そうなっていくお手伝いがしたい。

その人なりの「幸せな人生」「目標達成」の一助になりたい。

それがイコール、私の「幸せな人生」となる。

そう思い、このコンセプトを掲げました。

 

ずいぶん抽象的な話になってしまいましたが、これが私が開業する珠璃鍼灸院の「軸」です。

根幹にある本質です。

 

そこから、植えられた苗木が枝葉をつけて、大きな大樹になるべく成長するように、

一つずつ準備を進めていき、今まだ準備の最中です。

 

次回からは、開業に向けた、実際のリアルな行動を書いていきたいと思います。